MotoGP

バウティスタ『新アプリリア機?サプライズになるでしょう』2015ヘレステスト

『バウティスタ:新アプリリア機?サプライズになるでしょう』

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★11月25〜27日までヘレス・サーキットでモトGPテストが行われた。

★アプリリアファクトリーチームは今シーズンで乗り納めとなるRS-GP機を使用しつつ、来年2月のセパンテストでデビューさせる新マシンの最終調整を行った。

★テストライダーのマイク・ディ・メーリョが新電制システムを担当し、ブラドル&バウティスタ両選手がミシュランタイヤに集中している。

テスト2日目の26日、アルヴァロ・バウティスタが次のように話した。

【バウティスタ選手の作業担当は?】
「ヴァレンシアテストの際、新ソフトウェアが以前のと比べかなり違ってるってことに気づいたんで…それで、今回はマイク(ディ・メーリョ)が適切なベース探しの作業をしていてね。」

【それで、バウティスタ選手はタイヤの方を…】
「とにかく信頼感を掴まないと…ヴァレンシアテストで2回転倒してるんですよ。どうやって操縦し、どうやってマシンを調整するのかを見極めないと。」

【ミシュランは何か改善してきた?】
「新しいフロントタイヤを3種類試してみたんだけど、1つ気に入ったのがありました。ある意味、ブリヂストンのに近いと言うか…ただ、慣れ親しんできたのには遥か及ばないって感じですけど。」

【問題点は?】
「フロントが掴めなくて…ちょっとづつどんどん無理をかけていって、最後には転んでしまうんだけど…転ぶ前に、その兆候が全然ないんですよね。」

【いかに合わせていく?】
「自分のライディングスタイルを変えなければならなかったんですよ。以前のような強いブレーキングができなくて…タイヤが限界点を伝えてこないもんだから。特に、マシンを起こした状態でのハードブレーキングですよね。これまでのキャリアでは常にブリヂストンだったし、変えるのは容易じゃなくて。時間が必要ですね。」

【2016年に向け最大の懸念事項は?】
「タイヤに電制システムに、それに新しいマシン(笑)。冗談はともかく、2月になったら全部新しくなるしね。だから、僕はタイヤに集中してますよ…作業を前に進め、セパンテストでは他の作業に移れるようにね。」

【アプリリアの2016年版はもう見た?】
「まだなんですよ。コンピューター画面では見たんですが、よく分かりませんからね。冬季休暇中に写真でも送ってくれるといいんだけど…じゃなかったら、サプライズになるでしょうね(笑)。もっと小さくて軽くなるとは聞かされてますけどね。」

テスト最終日の27日、バウティスタ選手が次のように話した。
「今日の作業を完了させられなくて残念です。あいにく、今朝の転倒後、首が痛みだして…合併症が心配なんでテストを切り上げることにしたんですよ。新しい電制システムでも1回出走できたし、ヴァレンシアテスト最終日よりはけっこう改善できました。長いシーズンを終え、あとはゆっくり休んで、2016年のセパンテストをやる気満々で迎えられるようにしないと。」

★テスト最終日の27日、ステファン・ブラドルが次のように話した。
「今日は新しい電制システムに集中して…学ぶことが本当に多いんですよ。いつもとは違った作業でね…長い冬季休暇に向けては退屈そうにも見えるけど、今のところは必要な作業だから…エンジニア陣にデータを供給し、ベースを作り上げるためにも必要な作業だし…そのベースでもって、冬期オフシーズン中にチームの方で作業していくんだし。1周のラップタイムのことは気にしませんでした。プッシュできそうなフィーリングにはまだなってないんで。でも、今回のテストでやった作業は、2016年に向け絶対に助けになってくれますよ。これから何日か休暇に入れるんで嬉しいです…新シーズンに向け万全に準備していかないと。」

(2015年11月26日『Gpone』記事参照)
(2015年11月27日『Omnicorse.it』記事参照)


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POSTED COMMENT

  1. TKM より:

    当初のハナシでは、来季が本格参戦でしたっけ?
    さぁどうなるか・・・

  2. bb より:

    2015年型は公道モデルがベースなのでレギュレーションの最低重量より20kgも重かったらしいじゃないですか?

    専用の車体と専用のエンジンで軽量化できればそれだけで飛躍的に速くなると思うなぁ。

    軽くなったマシンは挙動も全く別のモノになってしまうんで2015年のデータはあまり役に立たないかもしれませんが・・・

    • TKM より:

      去年のデータが使えなくても、20kgも軽かったら単純に戦闘力が上がりそうですよねぇ。
      転倒等加味しなければ、ですが・・・

    • ざんばじ~る より:

      20キロ!そんなハンデをしょって走ってたんですね・・・そりゃ~シンドイ。

      次のテストではタイヤにECUに新型車かぁ~仕事テンコ盛り。
      大変だけど20キロも軽くなったバイクを上手くまとめりゃ来年良い所走れそう(^^)

    • bb より:

      TKMさん

      うん、きっと開幕からトップにかなり近いところを走ってくると思うんですよね。
      楽しみなんですよ。今から!!もう

      ざんばじ~るさん

      ホンダ、ヤマハ、が最低重量ギリギリなのかどうか知らないんですがアプリリアが重いのは確からしいです。
      250CC時代の強さから考えてもコンペティション専用モデルでの戦いなら弱いはずないんですよね。

      来季は5社のファクトリーマシンやサテライトのマシンの性能差が少なくなると思うんで
      マジに楽しみなんですよ。
      んん~~はよ次のテストが見たい!!

      • TKM より:

        今期、確かストレートスピードもスズキにもう一歩って程度までは来てましたよね。
        ってことはソコから20kg・・・こりゃ噛み付いてくるかもしれませんね!
        更に小排気量で実績アリのKTMの参戦でしょう?
        ホンダ/ヤマハには届かないにしても、スズキ/ドゥカティ/アプリリア/KTMのバトルに期待が高まります。
        あぁ早くシーズン始まんないかな・・・

  3. しまうま より:

    シーズン後半はホンダやドカが330キロ台の最高速に乗せてるコースで310キロ台後半を出してたように思います。かなり速くなってました。500の2スト4気筒全盛時代に、軽くてコンパクトなVツインに原田選手を乗せて挑んだときは結構応援してました。ストレートで抜かれた原田選手がコーナーで何度も差し返す場面でテレビの前で拍手したものでした。また野心的なマシンを期待したいですね。

  4. 廃道愛好家 より:

    アプリリアと言えば、沖縄に行った時、ドルソデューロをレンタルして走っていたのですが、
    ファンレスの水冷だったせいで、60km/h以下で走ると水温の警告灯が点きまくりでドキドキ
    してたっけ

  5. しまうま より:

    余談レスすみません…。アプリリアと言えば、原田選手が活躍してた頃、某スポーツ紙のイベントでアプリリアのTシャツを買い、休みの日に会社に着て行ったら、バイク便の兄ちゃんに「アプリリア乗ってるんですか? スゲエなあ」と声かけられました(当然ですが乗ってません)。チェスターフィールドのロゴと、「FREE RUNNER」の文字がかっこよくて、ヨレヨレになってもずっと着てましたが、嫁さんにあっけなく捨てられました…。

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