MotoGP

ポル・エスパルガロ『厳しい1年だったが、ロレンソよりはマシだった』

『エスパルガロ:厳しい1年だったが、ロレンソよりはマシだった』

★2019年末にホルヘ・ロレンソが引退し、急遽、その後任としてアレックス・マルケスがホンダファクトリーから1年のみ参戦した。

★2021年、アレックス・マルケスはホンダLCRに移り、ポル・エスパルガロ(30才)がKTMファクトリーからホンダファクトリーに移籍した。

★エスパルガロ選手が西サイト『MARCA』の12月1日付け記事で、次のように話した。

「こんなシーズンになるとは思ってませんでした。」

【マルク・マルケスは肩が完治しないまま、現在は視覚障害で静養中だが…】
「体調が万全ならば、勝てる選手ですからね。今シーズンは(肩の)ケガのせいでコンスタントではなかったけど…ただ、マシンのレベルもイマイチだったから…。
いくつかの理由から、僕らが望むような速さが出せなかったんですよ。でも、僕なんか、マルクのレベルに追いつけなかったレースウィークエンドが何回もあったんで…。」
つまり、僕はもっと改善していかないとならないってことです。今回のオフシーズンに頑張って、2022年はベストな状態で挑みますよ。」

【ホンダ選手陣は現在のマシンの欠点として、ブレーキングやコーナー進入時のリアのグリップ不足をあげているが…】
「リアのグリップがいまいちなんで、リアブレーキが使えないんですよ。
選手全員が同じ不満を抱えていて、ホンダもその点にかなり手を入れてたんですが…僕なんか、その辺りで速さが出せるタイプなもんですから。
気温が低い時にそう言う風に走れるんで、シーズン中盤以降は再舗装済みでグリップのあるトラックなんかは速かったです…シルヴァーストンではPP獲得できたし、ミザノでは表彰台に上がれたから。」

【2019年にロレンソ元選手がホンダ機で参戦した時より好成績だったし、2018年のダニ・ペドロサの最終シーズンと比べても、ほぼ互角だった…】
「そうなんですよ…恐縮ですが…けっこう、はっきりとそうなりました。
ホルヘもダニもビッグライダーで…ダニなんか、いまだに(テストライダーとして)走ってるんですから。2人に対して無礼な気持ちは抱いてないし、アレックス(マルケス)に対してもそうです…去年は大変なシーズンだったし、彼はチャンピオンライダーなんですから。マシンだって、乗りやすいものではないんだし。そう考えたら、けっこう大きな爪痕を残してたじゃないですか…大きな目標に向かってるんだとね。
僕も大きな目標を掲げていて、KTMとは違うマシンでもって、もっと違うところに到達したいと思ったんです…つまり、マルクのチームメイトとしてやっていこうと思ったわけで。
ハードな選択だったし、KTMで続けていた方が楽だったと思うんですよ。でも、こう言うチャンスが舞い込んできたのにチャンレジしなかったら、引退後、自分のことを責めたと思うんですよよ。もうホンダに入る運命だったんです。
ホンダに入って、大きな結果を出せなかった選手に対して無礼なことは言いたくないけど、自分はもっと上手くできるだろうとは思ってました。
今シーズン終盤は良かったです…思っていたような年にはならなかったですけどね。」

★なお、2018年以降、ホンダファクトリーからモトGP参戦した各選手のリザルトは以下のとおり(※マルク・マルケスを除く)。

2018年 ダニ・ペドロサ[最高リザルト5位、総合11位(117ポイント)]
2019年 ホルヘ・ロレンソ[最高リザルト11位、総合19位(28ポイント)]
2020年 アレックス・マルケス[最高リザルト2位、総合14位(74ポイント)]
2021年 ポル・エスパルガロ[最高リザルト2位、総合12位(100ポイント)]


(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Marca』)
(Photo:Instagram

マルケスはロッシ送別に顔を出すべきだった?って話は、『2021ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!

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