『ロッシ&ロレンソ:アッセンGPセーフティコミッション会合に出席』
★6月24日(金)のセーフティコミッション会合で、バルセロナサーキットのコース改善について最終案が討議される予定。
★6月3日(金)、バルセロナサーキットの第12コーナーでルイス・サロムの転倒死亡事故が発生後、セーフティコミッション会合で第10および第12コーナーに変更が加えられ(※F1仕様)、FP3〜決勝レースが行われた。
なお、同会合に欠席したヴァレンティーノ・ロッシおよびホルヘ・ロレンソが、その後、同変更について不満を述べていた。
(メルマガ関連記事:【2016年6月8日 発行 Vol. 94】2016バルセロナGPまとめ その1 ヤマハ ロッシ&ロレン四面楚歌、ポル・エスパルガロも激昂)
★6月23日(木)、アッセンGP会見でロッシ&ロレンソ選手が今回のセーフティコミッション会合への出席を明言していた。
★6月23日(木)、アッセンGP会見で各選手が、バルセロナサーキットのコースレイアウトについて次のように意見を述べた。
・マルク・マルケス
「(会合では)全選手がそれぞれの意見を出すことになるでしょう。僕としては、(エスケープゾーンに)砂利を敷き詰めるのが最良策だと思ってます。あそこのコーナーのエスケープゾーンは、そうしなければ駄目だと思うんですよ。他にこれと言った案もないんですから。
従来のコースのままでいくべきだし、でも、もっと安全にしなければね。最後のコーナー2ヶ所は下り坂で、かなり狭いですから。そのうえ、バリアはかなり近いし。ですから、あのへんのエリアをもっとオープンにすれば安全になるでしょう。」
・ホルヘ・ロレンソ
「明日の会合の議題は知りませんが、僕は従来のコースレイアウトが良いと思います。バリアを今よりもっと遠くに移すだけで良いと思いますね。第10コーナーもモトGP機にはかなりの難関ですよね。前を走ってる選手が走行ラインをけっこう広げてしまうと、後ろの選手がミスって追突しかねない。ちょうど(バルセロナ決勝戦でイアンノーネと)僕に起きたようにね。まぁ、明日の会合でどうなるかですね。」
・ヴァレンティーノ・ロッシ
「僕としては、従来のモトGPレイアウトがまた使えるようになるのかどうかが肝心ですね。そっちの方が良いですから。ただ、サロムが転倒した箇所に砂利を敷き詰めるだけじゃ足りないでしょう。状況は良くなるだろうけど、充分ではないと思いますよ。がっちり改善したいなら、スタンド席を移動させ、エスケープゾーンを拡張しなければ。
第10コーナーについては、あそこも難しいんですよね。そう簡単には改善できないでしょ。ホルヘ(ロレンソ)の言うとおり、通常のコースならイアンノーネみたいにブレーキングでミスってもそれほど危険じゃないんです。でも、エスケープゾーンは充分じゃないですよね。」
(2016年06月23日『Motorsport.com』記事参照)
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うーん、ランオフばかり言われてるけど、そもそも転倒の原因となったといわれる
コース上のギャップはどうなってんですかね。
そもそも想定外のコケかたしなきゃいいんですから。
選手間で
「あのギャップちょっとキツいよなー」
「ライン外した時に乗ったら危うくフロントとられて飛びそうになったよ」
「俺も俺も」
・・という話が多く上がったら、
開催期間中であってもコミッションで同意とりつけて迅速に路面補修パッチ当てたりするようにできないのだろうか。
補修によるグリップレベル変化の了承もとりつけて、少しでも転倒を未然に防ぐため。
ランオフに砂利だけ敷いたって、今度は砂利で跳ね上がって縦回転したマシンが
滑走するライダーを直撃とか・・いくらでも出てきますからね。
サーキット開催承認時に「開催までにギャップ、路面剥がれを補修しておくこと」という
条件付き開催承認がされたのに、ウィークに入ってみると全然補修されていない場合とか
クラッシュパッドが足りないとか、motogp帯同させている路面補修・安全対策チームが
稼働した場合はmotogp側からサーキットへペナルティポイントを与えるとか。
累積ポイントが溜まったらそのサーキットは未来数年間はmotogpカレンダーから外して開催しない、とか。
motogpが開催された後のサーキットは走ると前と違ってとても気持ちがいい!
そう言われるのもmotogpのモータースポーツ普及の役目だと思うんですよね。
危険を弄んで競うのがモータースポーツではないのですから。
けっこうライダーって、あそこがヤバいとか、なんとかしてほしいとか、心の中に溜め込んでるものですからね。
こんな些細な改善要望を忙しいライダーミーティング中や大サーキット様に言うのは気がひけると思ってる。
サーキット側もその上にあぐらをかいて「開催中止されるか誰かが死ぬまでは」危険を放置するのが常態化している。
それをもっと言いやすくして改善していくべき。